

作中一度だけ言及される稀代の創作者の名前があり、それはこの物語の構成、そして画期的な試みを掴む上で非常に大きな […]
世界観の構築に大きな役割を担った、しかし中々注目されない要素。それは言葉づかいです。意表を突く数々の単語や新しい言葉の用法に英語ネイティブの人ですら面食らったり、解釈が分かれたりするほどたいへん大きなインパクトを与えました。今作は非常に見事な日本語翻訳が施されていますが、他言語に訳すさいにどうしてもすり抜けてしまう原語に込められた意味、ネイティブですらわからない単語、そしてどんな役割を担っていたのかを解説します。
ジェンダーロール、実存的問い掛け、そして鏡が反射しない本当の自分を探す旅は多くの女性だけではなくLGBT+の人々、もちろん男性も鼓舞させ続けています。ディズニープリンセス像に革命を起こした旗振り手の物語。
四六時中薬物をキメながらご機嫌状態で事件を解決する探偵の活躍を描いたコメディ映画。実はとある有名ヒーローのパロディ作品でもあり、その他にもかなり革新性も含まれているカルト作品。
気高さ、高貴、紳士たる態度によって大きな過ちに足を進めてしまったダーリントン卿に尽くした執事スティーブンスの姿を通して「あの時、ああしておけば」という究極のifを描いた極上の人間、そして恋愛ドラマ。
映画史上初めて、続編でありながらとんでもないクオリティを誇った最初の作品は何かと尋ねられたら、一片の疑いなくこの作品を推します。マイフェイバリットホラー映画の一つ『フランケンシュタインの花嫁』です。
イギリスの子供用の本としての代表的作品「パディントン」の映像化に成功した前作から、より磨きがかかり、洗練され、映像的にも豊かで、老若男女所構わずに楽しめるファミリー映画の超一級品。とても当たり前、だけど中々心掛けれない、他人に親切にしようという死極真っ直ぐなメッセージを、マーマレードのような味わい深い甘味という面白さを加えて目と耳と心で味合わせてくれます。
第四回はチャールズ・チャップリンが監督・脚本・主演した『独裁者』です。クライテリオン社の紹介文は短くも言葉選びが力強く、そして書き手の主観がいい塩梅に込められている感じが大好きです。
今回取り上げるのは『真夜中のカーボーイ』です。原題は”Midnight Cowboy”なので正しくは『真夜中の“カウ”ボーイ』です。
第二回に取り上げる英文はCriterion社によるサイコスリラー映画の金字塔、そしてフェミニズム映画としても名高い『羊たちの沈黙』作品紹介です。